息子が主人を隣のつくば市にある整体院へ月2回車で連れて行ってくれている。
主人が施術してもらっている1時間半の間を利用して観葉樹や四季折々の花々を売ってい
る大型店によく立ち寄る。
店内に一歩入ると、様々な観葉樹を背景に優雅で気品ある蘭を筆頭に甘美な香りの百合の
花、濡れると一層色を増ししっとりとした佇まいの紫陽花、赤やピンクの濃い色の花を隙
間なくつけ正に盛夏を思わせるブーゲンビリア、夏の陽に輝くハイビスカス、低いところ
に目をやると色とりどりに小さな花がこんもりと咲くインパチェンス、丸くて愛らしい千
日紅、向こうに目をやると、はや初秋の花青紫の桔梗,可憐ななでしこも並んでいる。
様々な花の前に立って見つめていると、いっとき日常の憂さを忘れその美しい花の中に吸
い込まれそうな気持ちになる。
一つ一つの花の前に立って【こんなに綺麗に咲いて、感動させてくれてありがとう】と心
の中で声を掛ける。
すると【みんなに喜んでもらえて嬉しい】と言って誇らしげにしているような気がする。
いつも見せてもらうだけと立ち寄っても帰りには美しい花に魅せられてなにか一鉢は買っ
て帰る。
先日息子が鉢を置く棚を買ったらと勧めてくれ小さい二段の棚を一つ買って帰った。その
上にお気に入りの花、数鉢をのせ室内のカーテン越しに陽の射す場所に置き一日に何回も
家事の手を休めて眺めている。
花は私にとって心のオアシスである。
季節は移ろいお店の花も少しずつ入れ替わる。今度はどんな花に出会えるのか考えただけ
でワクワクする。
また連れて行ってもらえる日が待ち遠しい。
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