MENU

心打たれた母の日のプレゼント

5月に入って買い物に出ると、どこの店も工夫を凝らした『母の日』のプレゼントが素敵に
飾られている。わたしはその前を足早に通り過ぎてゆく。


というのも4月がわたしの誕生日なので近くに住む息子からバースデイプレゼントをもら
ったばかりだった。プレゼントは商品券だったので早速お店に行きいろいろ見て紺地に水
玉模様の夏のブラウスを買った。袖が少しふっくらした優しいデザインで生地もさらっと
して着心地がよくとても気に入ってもう何度も着ている。

息子たちには日頃いろいろ気にかけてもらいお世話になっているのに毎年誕生日と『母の
日』のプレゼントをもらっている。間もなく『母の日』が来るがこんなに素敵なプレゼン
トをもらったのでこれで十分だと思い息子にその旨話そうと思いながら言いそびれていた

『母の日』の夜息子から
【すみません。母の日を失念していました】【今ギフトを送ったので後日到着すると思い
ます】とlineが入った。

数日後バラとカーネーションに白いカスミソウを添えた花束とフイナンシェのセットが届
いた。わたしは嬉しさと申し訳なさの入り混じった気持ちで花束を何回ものぞきながらテ
ーブルにおいて写真を撮った。その後珈琲を入れてフイナンシェをいただいた。

とてもおいしいお菓子で主人と(美味しいね‼)と自然に笑顔になり何とも言えない幸せ感に
包まれた。

息子は多忙のため母の日を気にしながら忘れたのだと思う。(忙しくて忘れたよ) で済ませ
ることだってできるのに、忘れたと知らせてくれたうえ遅れてプレゼントしてくれた息子
の気持ちがありがたくて熱いものがこみ上げた。

翌朝花束のリボンをほどき息子の温かい気持ちのつまった一本一本の花が一日でも長く咲
きますようにと願いつつ花瓶にさし、それから毎日水を取り替えた。

綺麗な花束の中に息子の自然体で変わらぬ優しさを感じその思いが大きく広がり心に残る
母の日になった。

近日中に息子たちの好きなきりたんぽを主人の郷里の秋田県大館市から寄せ、鍋で盛りあ
がりたいと計画している。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

84歳のおばあちゃんです。
毎日楽しく過ごしてます。
日々感じた事や過去の事を、つれづれと気の向くままに書いてます。
よかったら覗いてみて下さい。

コメント

コメントする

目次
閉じる