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初詣で願ったこと

1月3日の午後、息子たちが車で1時間余りかかる鹿島神宮へ初詣に連れて行ってくれた。


鹿島神宮に近づくと車の窓越しに海が見えキラキラ光る海面を滑るように3艘の船が航行
している。わたしは久しぶりに見る真っ青な大海原に感動して【わあ!海っていいね!】
と隣席の主人に話しかけた。主人は身を乗り出すようにして笑顔でうなずいた。

駐車場から5分ほど商店街を歩いて格式高い桜門をくぐると広い境内が開け、右手に拝殿
があり沢山の人が手を合わせている。

わたしたちもそれぞれお祈りをした。

わたしは家内安全と、主人ともども怪我や病気をしないように心を込めて祈った。
帰りに社務所に寄り、足腰健康御守りを授かった。お守りを息子にスマホにつけてもらい
ホットした。

昨年わたしは、約一年間怪我と付き合って過ごし、始めは落ち込む日々だった。けれど長
い入院中に何人もの患者さんと話すようになり重い症状の人も、また怪我をしているのに
更にほかの事情を抱えている人も、それらを乗り越え前向きに明るく治療に専念している
人が多かった。

わたしは自分の浅い視野、考えの甘さに気づき気持ちを切り替えなければとならないと強
く思った。

今年のように新年の初詣で幸せに思ったことはない。

息子夫婦は今年特に多忙なのに夫の行きたかった鹿島神宮でお詣いりさせてくれた。夫の
満足そうな表情にわたしも嬉しかった。

車に戻る途中嫁があったかい今川焼を買ってきてくれ車の中でみんなで頬張った。嫁のあ
ったかーい気遣いと重なってその美味しさは格別だった。

帰り道夕食にとお寿司屋さんによった。息子たちのよく行くお店のようでとても美味しい
お寿司だった。気持ちの通い合う息子たちとの会食はいい雰囲気なので食が進んだ。
せめて此処は支払う心積もりでいたのに結局またご馳走になった。

昨年の長い入院中、息子たちはわたしのことだけでなく夫のことまで気遣ってくれありが
たかった。心の底から感謝している。

息子たちにこれ以上迷惑をかけないように今年は夫婦ともに病気や怪我をしない一年であ
りますようにと強く思っている。

そのためには細心の注意を払って生活しなければならないと考え身の引き締まる思いだ。

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この記事を書いた人

84歳のおばあちゃんです。
毎日楽しく過ごしてます。
日々感じた事や過去の事を、つれづれと気の向くままに書いてます。
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