6月下旬夫が入院中のわたしに届けてくれた着替えの中にA4サイズの角封筒が入っていた。
みると高校時代から変わらず親しくしている友人からだった。封を切ると2枚の草花の絵に手紙が添えられていた。先ず二枚の絵を手にして「わあ!すごい」とベッドの上で小さく叫んだ。A5サイズの画用紙それぞれに雑草の花、野あざみとどくだみが用紙いっぱいに描かれていた。その絵は生き生きと血が通いまるで目の前に咲いているかのようだった。友人はいろいろの才能の持ち主で絵もその中の一つであり県展などで何回も賞をとっている。
添えられた手紙には(お見舞いがわりに雑草の中の庭の小さな花を描いてみました。一生懸命に咲いている野のたちはとても可愛らしく健気です。
ゆっくり養生してください。あなたの全快をねがいます。 とありました。
わたしは友人の飾らない温かい心を感じつつ、生き生きと今咲いているかのような2枚の絵を病院のベッドの枕元に飾りリハビリにはげんでいる。
なにより嬉しいお見舞いをいただき深く感謝している
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