昨年11月から今年の4月まで膝の怪我で入院し、手術、リハビリと長くかかり、その後も筋肉がないためケアセンターでリハビリをつづけることになった。
まだ痛みもあってなんとなく気持ちが日常に集中できず5月になって『母の日』のいろいろな催事や広告など目や耳にしても気に留めることなく過ごしていた。
『母の日』の当日息子が赤とピンクの可愛くアレンジしたカーネーションを手に訪れた。花が大好きなので一瞬にして目に飛び込んできて、思わず「わあ!きれい」と声をあげた。
お礼もそこそこに受け取るとそれを本棚の上に置き隣に立って写真をとってもらった。
さらに食卓テーブルの上やテレビのサイドテーブルにも移動してスマホにおさめた。
見つめていると自然に笑顔になり怪我で沈むことが多かった気持ちが久しぶりにウキウキした。他に私がよくいく大型店の商品券も添えてくれた。
息子が帰った後,わたしのためにこの花を選び、大型店に行って買い物券を用意してくれたと思うと、胸がいっぱいになり、うるっとした。
息子は近くに住んでいてこの春単身赴任になったばかり、日曜日車で帰ってきているので時間には制約があり、いつも忙しくしている。
そんな中の心遣いにはどんなに感謝してもしきれない。
私たち老夫婦は3月と4月が誕生日で共に84歳になった。今回の私の怪我では息子たちは長い間気持ちよく手を貸してくれ、どれほど心丈夫だったかしれない。
これからは怪我や病気をせず平穏に過ごしていけますようにと願い、毎朝仏さまに手を合わせている。
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